老門橋
既設橋梁を活かした橋梁拡幅設計
■橋梁諸元
構 造 形 式:上部構造 単純支持活荷重合成鋼鈑桁橋
下部構造 逆T式橋台/鋼管杭基礎
橋 長:22.5m
支 間 長:21.8m
設 計 荷 重:A活荷重
幅 員:8.0m
老門橋は、徳島県板野郡北島町において、鍋川が今切川に合流する地点から上流100m程度の地点に架けられた橋長22.5m、幅員3.6mの道路橋です。
地域住民にとって重要な生活道路ですが、橋梁前後の道路は直角に屈曲しており、老門橋の幅員も狭いことから乗用車の対向もできない状況でした。
本業務は、このような状況を改善し、交通安全および利便性の向上を図ることを目的に実施しました。現橋を撤去して架替えることも考えられましたが、現橋が上・下部構造ともに健全であることよりこれを活かし、改良に必要な幅員8.0mに不足する幅のみを新設する計画としました。その結果、事業費を大幅に縮小することが可能となりました。