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箸蔵橋 橋梁詳細設計業務
箸蔵小学校へと通じる橋長43mの単純鋼合成鈑桁橋

■橋梁諸元
 構 造 形 式:上部構造 単純鋼合成鈑桁橋
       下部構造 橋台:逆T式橋台/場所打ち杭基礎
               ラーメン式橋台/場所打ち杭基礎
 橋   長:43.0m
 支 間 長:41.9m
 設 計 荷 重:A活荷重
 幅   員:10.25m(車道6.75m+歩道2.0m)

 「箸蔵橋」は、徳島県三好市池田町州津に位置し、市道箸蔵学校線が鮎苦谷川を跨ぐ箇所に架かっています。2015年9月の異常出水により、河川内の橋脚が洗掘被害を受け、その後、約3年もの間、通行止めとなり利用出来ない状況が続いていました。この「箸蔵橋」は、主に通学路や生活道路として利用されており、通行止めの期間中は、おおよそ1kmに渡る迂回路を利用しなければならず、地域住民の方々からは早期に、より安全で快適な橋への架替えが望まれました。
 本業務は、「箸蔵橋」を架替えるにあたり、橋梁詳細設計を実施したものです。
 この詳細設計の技術的な特徴は次の通りです。
 ① 旧橋と同じような橋脚の洗掘被害が予想されるため、河川内に橋脚を設けない構造とした。
 ② 法令・各基準を守りながら、橋長を最短で計画することで、コスト縮減を図った。
 ③ 高欄の色を選定する際に、箸蔵小学校「緑の少年隊」のイメージカラーである緑を採用し、地域を代
   表する箸蔵寺に連なる山々を高欄のデザインに反映した。
 ④ 工事中の迂回距離をできる限り短くするため、仮桟橋を設計した。

 2018年12月4日に、待ちに待った開通式を迎えることが出来ました。開通式では、記念式典に加え、地元住民三世代の渡り初めや、箸蔵小学校の児童による鼓笛隊の演奏など、大勢の人が開通をお祝いしてくれました。