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「阿波しらさぎ大橋」定期点検検討業務
“世界でも類を見ない”「ケーブルイグレット橋」の維持管理計画の策定

■橋梁諸元
 構 造 形 式:上部構造 4径間連続ケーブルイグレット、5径間連続ラーメン鈑桁橋×2
       下部構造 ラーメン橋台/杭基礎
            壁式橋脚/鋼管矢板井筒基礎
 橋   長:全長 1,291.0m、橋長 575.0m+350.0m+366.0m
 設 計 荷 重:B活荷重
 幅   員:4.0m+(8.0m~11.0m)+(8.0m~11.0m)+4.0m
 架 設 年 次:平成23年
 適用示方書:道路橋示方書・同解説I~IV(平成8年12月、平成14年3月)

 「阿波しらさぎ大橋」は、徳島中心市街地の外周、延長35kmの徳島外環状道路のうち、環状道路の東側で国道11号と55号を結ぶ徳島東環状線の一部として、平成24年4月に供用を開始しました。
 本橋は、ケーブルイグレット形式区間(L=575m)と連続ラーメン区間(L=716m)からなる徳島県管理の橋梁で最長(L=1291m)の橋梁です。吉野川河口部に位置するため、低生動物や河川環境保護のため干潟部に橋脚を設けず、かつ飛来する野鳥への配慮から、ケーブルを水平方向に一段にとどめた「ケーブルイグレット形式」を採用したことが最大の特徴です。
 吉野川河口域での厳しい自然条件下において、“世界でも類を見ない”新しい構造形式や新技術が採用された本橋の維持管理を円滑に実施するためには、今後に実施する「橋梁定期点検」を効果的に実施することが重要となります。
 本業務では、「阿波しらさぎ大橋」の構造的特徴や現地の交通・環境条件を考慮して、「橋梁定期点検計画」の立案を実施しました。

 上記点検計画を基に、平成28~29年度に「阿波しらさぎ大橋」の定期点検を実施しました。